さようなら、国土地理院VLBIアンテナ

つくばのランドマークとして愛されてきた国土地理院のVLBIアンテナが今年の初めに解体されました。

45mの巨大なアンテナは遠くからでもよく見えました。
思いのほか方向を変える速度が速くて驚いたものでした。
夕焼けを背にフイルムカメラを構えたり、吹雪を背に襟を立てる横を通りかかったり、
私にとっては特に思い入れのある施設でした。

このアンテナは宇宙の何かと交信するとか宇宙の秘密を解明するとかいうような類ではなく、
星の位置からつくばの正確な位置を測るという、
ものさしみたいな役割を担っていました。

長い間使われていたものさしは今ではほかの国の最新技術と釣り合いがとれなくなり、
また、つくばの田植えの時期に地盤の高さが変わるとかいう理由で
より地盤の固い隣の市に最新式の後継機を据え、その役割を終えることになったのでした。

昨年末に運用を終えてから、お皿がなくなるまではあっという間でした。
折を見て定点観測していた記録を並べてみました。

今では近くを通りかかっても、あのアンテナがいないので知らない場所にいるみたいです。

Share